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夏休みも激しく

不定期連載 山道をゆく 第269話
不定期連載 麦道をゆく 第75話
三国岳(庵選千名山605)、飯豊山(日本百名山、庵選千名山606)
駒形山(庵選千名山607)、御西岳(庵選千名山608)、大日岳(庵選千名山609)

ビアフェスふくしま2015
海軍さんのビール(しまのわ、ヴァイツェン、アルト)、志賀高原(ミヤマブロンド、
DPA、IPA)、箕面ビール(おさるIPA、こざるIPA、カベルネ)、いわて蔵(ヴァイツェン、
パッションエール、オイスタースタウト、IPA、ゴールデンエール、レッドエール)、
あくらビール(ショートサマーセッション、秋田美人のビール、古代米エール)、
牛久(桜酵母ビール、チョコレートスタウト、IPL、バーレーワイン)、
シュパ−テン醸造所(ラガー、プレミアムボック、オプティメーター)、
フランツィスカーナー醸造所(ヘーフェバイス)、
胎内高原ビール(シトラヴァイツェン、ヴァイツェン、ピルスナー、アルト)、
遠野ズモナ(ストロングIPA、ゴールデンピルスナー、ヴァイツェン、アルト、
メルツェン、ペールエール)、福島路ビール(エクストラピルス)、
仙南クラフトビール(女川ホップペールエール、サマーピルス、ヴァイツェン、
古代米ビール)、那須高原ビール(深山ピルスナー、ヴァイツェン、
イングリッシュエール)、城端麦酒(アールグレイ、トロピカルピンク、
グレートブルー、楓、さくら)、金しゃち(プラチナエール、
フルーツドラフト・レモン、IPA)、ヘリオス(ゴーヤドライ、青い空と海のビール、
ペールエール)、宮崎ひでじ(太陽のラガー、日向夏のラガー、ダークラガー)、
伊勢角屋麦酒(ペールエール、ヒメホワイト、柚子の香エール)、
猪苗代地ビール(ピルスナー、ゴールデンエンジェル)、
松島ビール(へレス、デュンケル、ヴァイツェン、ボック、スウィートベリー)、
ザ・プレミアム・モルツ マスターズ・ドリーム(サントリー)、
一番搾りプレミアム(キリン)、エーデルピルス(サッポロ)、
ヒューガルデンホワイト(アサヒ)、AQベボリューション(Season,
Left Hand Sawtooth ESB, Left Hand Milk Stout, Heretic Shallow Grave Porer,
Heretic Evil Twin Red Ale, Lucky Bucket IPA, Escape to Colorado IPA)

ブルーマジック(原点回帰 Roots、とちぎフルーツプレミアム〜苺〜、
U.S.A.ペールエール、くりとぐら、Motueoka from G.J.(うしとら)、
ヨーロピアン・ゴールデン〜逆襲の地味ホップ〜(うしとら))、
栃木マイクロブルワリー(キュート、ハワイアンセンター、アスパラガーZ)、
ろまんちっく村(宇都宮線ビール 瓶)

クラフトビアフェスタ2015栃木
那須高原(イングリッシュエール、スコティッシュエール、ヴァイツェン、
深山ピルスナー)、栃木マイクロ(ハイウィンド)、ブルーマジック(ライプツィヒ、
晴れグラPA、地ピルスナー)、AQベボリューション(Dirt Wolf)、
プレストンエール(はにかむ)、ろまんちっく村(HHH、餃子浪漫、IPA、
鬼怒川温泉ビール)、ベアレンクラシック、國乃長蔵アンバー、やくらいヴァイツェン、
TYハーバーIPA、ヤッホー僕ビール君ビール、インドの青鬼、こぶし花ベルギーホワイト

ブルーマジック2周年記念(那須高原ナインテイルドフォックス2014、
ろまんちっく村ゴッドファーザー2006、AQベボリューション Surround、
プレストンエール (E)エール)
【夏休みも激しく】

7/17(金)
庵庵−県道109号線(青砥上星川線)−鴨池大橋−県道12号線(横浜上麻生線)
−横浜青葉IC−東名高速−−首都高3−C2−5−C2−S1−東北道−矢板北PA
−那須高原SA−阿武隈PA−本宮IC−R4(奥州街道)−出光鳥谷野店−舟場町
−R13−県道70号線(福島吾妻裏磐梯線)−県道310号線()
−グリーンホテル福島館…グランパークホテルエクセル福島恵比寿
…中合広場(ビアフェス会場)…エリア559…7-11…グリーンホテル

7/18(土)
宿…中合広場(ビアフェス会場)…マジー・ノワール…7-11…宿

7/19(日)
宿…中合広場(ビアフェス会場)…大阪ペポパ

7/20(月)
…庄や…宿−県道148号線(水原福島線)−サンキューコインランドリー太平寺店
…ヨークベンマル太平寺店−県道362号線(南福島停車場線)
−R115−土湯トンネル−県道7号線(猪苗代塩川線)
−県道207号線(磐梯町停車場線)−県道64号線(会津若松裏磐梯線)−八田
−R49(会津街道)−北柳原−R118(日光街道)−むらい−ヨークベニマル門田店
−県64号−郷ノ原−R49−R121(米沢街道)−R459−県道385号線(一ノ木藤沢線)
−県道383号線(熱塩加納山都西会津線)−民宿高見台

7/21(火)
宿−小白布沢登山口…脇清水…三国岳,三国小屋…切合小屋…本山小屋
…飯豊山…駒形山…御西岳…御西小屋

7/22(水)
小屋…大日岳…御西小屋…飯豊山…本山小屋…切合小屋…三国小屋
…脇清水…小白布沢登山口…スーパー林道の途中−高見台

7/23(木)
宿−県383号−県385号−R459−県道337号線(喜多方河東線)−R121
−上三依塩原温泉口−R400−関谷北−県道30号線(矢板・那須線)
−県道242号線(矢板・塩谷線)−県道353号線(蒲須坂・乙畑線)
−蒲須坂(南)−R4−東署南−県道10号線(宇都宮・那須烏山線)
−竹林町−県道125号線(氏家・宇都宮線)−ホテルセレクトイン宇都宮
…みんみん(4店全て定休か夏休み(+_+))…正嗣 宮島店…ホテル
…MEGAドン・キホーテ ラバパーク宇都宮店…ブルーマジック
…宮カフェ…栃木マイクロブルワリー…ホテル

7/24(金)
ホテル…みんみん駅東店…DAISOララスクエア宇都宮店
…オリオンスクエア(ビアフェス会場)…松屋…宿

7/25(土)
ホテル…MEGAドンキ…オリオンスクエア(ビアフェス会場)
…ブルーマジック…オリスク…松屋…宿

7/26(日)
宿−県125号−今泉町−県道64号線(宇都宮・向田線)−R119(大通り)
−桜2丁目−県道2号線(宇都宮・栃木線 桜通り)−滝谷町
−県道6号線(宇都宮・楡木線 鹿沼インター通り)−鹿沼IC−東北道
−羽生PA−S1−C2−5−C2−用賀IC−環状8号−出光−第三京浜
−都筑IC−イオン新吉田店−緑産業道路−鴨池大橋−庵庵

☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★

宮之浦岳登頂以後、弛緩と梅雨空が続いた影響で終ぞや練習登山を割愛したまま予定の日が近付いてしまった。前回同様、気休めになるかと言うと微妙ではあるが、出発少々前に20km程、練習がてらに走りはした。果たして山岳遭難は免れるだろうか。ただ、ビアフェスふくしまからの飯豊連山ピストンの行程は譲れまい。百名山制覇へのチャンスである。もう、宮之浦で雨に祟られることには慣れた。願わくば晴れて欲しいが雨でも引き下がるまい。下山後の日程もどうだろう。また考えてしまっているうちに宇都宮のイベントが開始されてしまうではないか。アントニオは呼ばれているのだろう。福島3泊麓1泊山中2泊下山後麓1泊宇都宮2泊。5月を凌ぐ壮大なプランが出来上がってしまった。武者震いせざるを得ない。前回は1度帰宅して別のビアフェスだったが、今回は帰宅なしに、なのだ。人跡未踏。やれるのか。恐らく向こう30年、いかなる人類でも為し得ない偉業だろう。引き下がれまい。福島と宇都宮の宿は4月中に手配ができたが、麓の民宿が心配であった。川入地区の利用状況も悪化しているのか、営業している民宿数も減り、昨年の時点で民宿高見台の1軒のみとのことである。今年は未だ大丈夫か。来年はどうなるか不明である。飯豊をやるなら今しかない。
当日、2時過ぎに起床し、川口JCT4時前通過で早朝割を駆使しようと目論んでいたが、気が付いたのは4時だった。目覚まし2台が寝室に虚しく光っている。遅くなってしまったのは仕方がない。出発しない訳には行かない。逆に、普段より1時間半は長く寝られたため、途中仮眠不要と思えば3割引き帳消しも気分的にはチャラにできるだろう。東北道のPASAの無料無線LANサービスをせせこましく利用しつつ、通行料金と現場到着時刻を鑑みて、本宮ICで東北道を降りた。R4の交通量は少なくはないものの、概して流れていた。阿武隈川を渡り、市街地で給油、駅付近の道路事情に揉まれて少々惑わされながらも何とかグリーンホテルの駐車スペースに車を停められた。確かに3台分しかスペースがないのだ。そりゃ先手必勝だな。フロントに車のキーを預け、昨年同様エクセルホテルを目指す。メインディッシュのみメニューから選び、パンにライス、スープ類、サイドディッシュ、デザート、アイスクリームなどはビュッフェスタイルになっている。今日は昨年より客が少ない。また、胃も収縮してしまったか、昨年は三巡したサイドディッシュ盛りも二巡でギブアップとなってしまった。真也氏からの着信に気づいたのはデザートを嗜んでいた頃だ。時既に遅し。ほぼ同時出勤だったので、一緒に昼飯ラーメンへのお誘いの電話だったようだ。次回があれば、ラーメンでもいいかなぁ。
さて、今年のビアフェスふくしまも天候は何だかなぁ、と言ったところである。台風11号が接近している。あの屋久島でも台風6号とニアミスはしたが、立場を弁えた彼はアントニオの山行を邪魔はしなかった。今回もニアミスだ、絶対。飯豊は晴れるぞ。だから、出店者の皆さんには申し訳ないが、ビアフェスのうちに雨が降り切ってくれればシナリオ通りなのだ。金曜なのでボランティアの総人数は少ない。少数精鋭、任せてくれ。大阪、イクスピアリでも同時期にビアフェスである。千葉でボランティアの松尾氏にエールを送ればハーベストムーンの園田醸造長からいいね!が!多少の機材トラブル対応のやりとりなどもあり、今回福島初参戦のAQベボリューションの方とも名刺交換!そう、アントニオにとっては福島オフィスなのだ。現場に居ることこそ意義があるのだ。天候は不順である。昨年よりはそれでも売れて欲しい。今年はゲストビールブースが復活した。しかし、ポップが足りない。プラカップの入った段ボール箱の一部を切り取って、ブルワー名とビール名だけのポップを手製する。う〜ん、聞いてなかったよ、とも思えるし、次回に何か対策が準備できたら、とも感じた次第だ。
大手4社も出店する全国でも極めて珍しいビアフェスである。鎌倉オクフェスでもサントリーのみなのだ。ブースの並びの都合で狭いのが玉に疵。この天候でも、今日は福島からビールがなくなる日になれば良いのだが。ゲストビールも宣伝力が不足しており、樽は重みを携えたままの状態が続く。売りたい。でも中々人目につかない。やるはやったと思うが、心残りな樽のまま、閉会となった。
打上げ会場のエリア559へ向かう。明日ステージを盛り上げるべき川上氏も登場した。川上氏、すっかり三線奏者としての地位を不動のものとしている。ビール注ぎボランティアは卒業か。夏一川上コンビがビアフェスふくしまの定番アトラクションとして定着していくのだろうか。年に一度だけなら、と言えども、見えざる進化のようなものをお二方には期待したいところだ。昨年と異なり、宴席で転寝はしないで済んだ。宴後、コンビニに寄って明日の朝食を購入し、宿に戻る。
土曜。天候は回復するのか。否、本心から今日の天候回復を祈っていたかと言うと、そうではなかった。今日はボランティアメンバーも増えることだろう。ただ、食販ブース手伝い復活も懸念であった。焼き物、揚げ物も多く、夜の閉場間際にも遠慮なく焼き、揚げられた品々がそのまま打上げの食卓に並ぶと言うのはいかがなものか。ひょっとすると福島市民のボランティアさんが定着していないように見えるのはこれが原因かもしれない。ゲストビールブースも商品名に毛が生えた程度のポップでは、コアなボランティアメンバーでないと製品説明は難しかろう。このような販売形態は、ゲストビール提供業者に失礼な気もするのだが、余った樽は翌週だかのイベントで利用できるところも計算済みらしく、それはそれでボランティアのモチベーションも上がらないと思うのだが、どうだろう。ただ、初参加だが別イベントで世話になっている胎内さんにAQさんと知合って、全業者と友達になっており、頼りにされている点も捨て難い。案の定、食販ブースは大変だ。串が熱く何度と火傷に見舞われた。串焼き油に塗れた指先を拭くティッシュの類の準備もない。そもそも串焼き担当業者はみな軍手をしているがそれすら支給もない。顧客のクレームに対しても前面に立たない。業者さんそれぞれの方々は悪い人ではないのだが、ボランティアにやらせていることがどれだけのことか、理解、認識しているのだろうか。悩みどころだ。来年どうするか。夏季休暇は秋田と一関を繋ぐように取得するかと既に皮算用を始めている。福島のvalueは。関東近郊イベント後の打上げは豪勢だが、件の福島は。ビールは美味しい。しかし、負もある。たかがボランティアで悩むのが常人の理解の及ばぬところだろう。
昼食は何と、中合広場に会場を移してからずっと見るだけで過ごして来た、広場脇の寿司屋、ふくしま市場大晃で、となった。しかも、メニューは好きに選ばせて貰えた。嬉しい悲鳴である。苦難はビールを飲んで耐え凌ぐか。特にドイツビール担当の方とはボランティアの他のメンバが面識を持とうとしていないように見えるし、ゲストビールのシフトについて誰も覚えようとしないし、ああ、困った、否、俺がいなけりゃ進まん、か。会いたい人もいる。楽有れば苦有り。ビール販売の手伝いに来たのだがなぁ。
2日目の打上げはマジー・ノワールである。食卓は肉肉しく、揚げ揚げしい。枝豆くらいが気休めか。とは言いながら、背に肉は替えられず、貪りついてしまう。ステージには川上氏がもう定番と化している。今日の売れ行きも今一つだったかなぁ。コンビニで今宵も朝食を買う。
3日目。あまり売れていなかったとは言え疲労は蓄積している。そんな時こそ飲んで晴らすぞと思う。天候も回復した。ヨシ、飯豊は大丈夫だろう。疲れている3日目に何故に、と思う。3月末から3か月以上経過している。今年こそはと思って表に出ている。機会が伸びればすっぽかされたと思い、代替プランを模索する。止まってはいられない。格好のトレーニング仲間なのか。多分耐えられないな。色々な出会いがある。上手く運びそうなものを選んで進めるのは当然だ。だから俺は今日も普通にビールを飲むぞ。ここはビアフェス会場なのだ。ビールを飲むアントニオに会いたくなければ他の場所に誘ってくれれば良いだけだ。シフト中の混乱もあった。ブルワーにヘルプを請われた。どっちが優先?シフトを無視して良いか?ボランティアを軽くは見ていないアントニオには出来ない注文であった。シフトのない場に来れるチャンスは幾らでもあった筈だ。何を書いているのか?言い訳?そう聞こえるかも知れない。何か酷いことをしているかも知れない、その弁解?否、酷いことはしていない。時は流れるのだ。すっぽかされていると感じていたのはこちらである。先んずる者が必ずしも勝てる訳ではないが、先んじない者は置いていかれるのだ。だから今日も飲む。
嗚呼。最終日の打上げは大阪お好み焼き屋である。若干フードブースの売れ残り品も混ざっていたが、店の焼き立てお好み焼きは一番新鮮かつ美味しく感じられた。有難う。その店も通常の閉店時刻を軽く超越する宴となり、一番盛り上がったように思う。矢張り、現場に何度赴いたか。最低限の人当りを弁えているか。大人か。来年のことは微妙ながら、二次会店でも飲みを重ねていまい。宿に戻った頃は余裕で日付変更線を越えていた。
すっきりしないながらも昼には大ロースカツ丼大会が控えているので、何も食べずに宿を発つ。何となしに道を間違えてしまった先に見つけたコインランドリーは適当なサイズの洗濯機が空いておらず、結局予定通りの店へと赴く。前の店は無人、こちらは洗濯コンシエルジュと言うべきスタッフがおり、スムーズにそして予想より短時間で洗濯と乾燥を終えられた。今日の晩から3日間くらいはネット不能域を免れないものの、高速SAの無料無線LANサービスはパスして最短コースをと、土湯越え、猪苗代付近で下界に降りてはむらいを目指す。11時開店時刻を数分過ぎただけだが駐車場はかなり埋まっていた。
なるほど、人気の店なのだね。確かに今日は海の日で休日だからか。メニューは複数あり、悩んでメニュー文字列から推察されるコスパ的判断で別のものを頼みかけたのだが、うちはロースカツ丼が有名ですが、それでよろしいですか、と問われれば訂正せざるをえないだろう。確かにhugeなカツ丼だ。聳え立つ、ロースカツ。明日からの山行の腹拵えとしてはお誂えである。モリモリ食べるぞ、モリモリ!
満足の行く昼食後、近所のヨークベニマルで山用食料を買い込み、一路川入を目指す。喜多方市街地で若干道を間違えたが、何とかR459に到達できた。一部区間で道幅が狭く、対向車との擦れ違いの厳しい九十九折が10分程度続いたが、何とか県道385号線を探せた。確かに川沿いで、昨年は災害で崩壊し、暫く通行止めになったこともあり、お蔭様で今は舗装し立ての綺麗なアスファルトの上を走ることができた。川入の表示で県道を逸れると、おぉ、ガイドブックやHPで見た風景が!最初に見えた村杉荘、その他、3,4荘はあったかと思う。人の気配があったのは高見台だけであった。
車はその閉店した別の民宿の前に置いてくれ、とのことである。確かにスペースに不足はなかった。早目に炊いていただいた風呂でビアフェスの汗を流しているうちに、8人くらいの宿泊者が揃った模様だ。みな、大日まで行くのだろうか。まぁ、年齢層を見ると、アントニオのぶっちぎりは目に見えて少々安心した。鮎の甘露煮にきのこたっぷりの味噌汁など、田舎の民宿らしい夜の食卓であった。
4時半に朝食タイムとなり、全員卓に就く。人数の都合でランクル号は2回に分乗を余儀なくされたが、先んずるべしと5時過ぎくらいの第1便に乗る。小白布沢の登山口まで送って貰え、大変ラッキーであった。そう、前夜、小椋氏には、体調が良ければ1泊でピストンして戻って来れそうなのだが、と問えば、天気次第だろうねぇ、との返事、即ち、天候は芳しくはないと言いたかったようだが、果たして如何に。

地蔵岳分岐付近まで延々と登りが続いた。地図では点線、即ち初心者向けではないコースとみなされていたが、左程の難コースには感じられなかった。地蔵岳の巻き道中に脇清水があり、とても冷たくて美味しい。給水を堪能する。冷たいのは有難い。これでは巻き道ばかりに人が流れてしまい、地蔵岳の神も踏んだり蹴ったりであろう。





三国小屋の主人もきさくであった。ビールを飲みたかったが我慢だ。さて、三国小屋から稜線闊歩とはいえ、アップダウンに少々歯応えを感じた。鎖場もあったが、難所ではなかった。天候は上々だ。シナリオ通りである。少々楽天視し過ぎていたか、大雪渓に遭遇してしまった。確かに山形側に下るのは自殺行為らしかったが、どれ程の距離を雪に阻まれるのか。軽アイゼンは持参すべきだったなぁ。焦らずに進もう。



古い登山地図にしか記載がないのだろうか。米3合持参なら宿泊料が1000円引きとなる切合小屋に、何とか到着。キンキンに冷えてはいないが、水場が小屋の目の前にあるため、その場でじゃぶじゃぶ飲めるのが幸いであった。荷物になるので今日米を預け、管理人氏には、明日宿泊なら1000円引いてもらい、そうでなければ寄付する、と自分の名前も添えて伝えた。頑張れるか、アントニオ。できれば寄付で済ませたいのだ。
切合小屋を過ぎても再度雪渓が現れた。無理してダメージを被るよりは潔く2泊すべきだろうと慎重に、慎重に進んだ。雪渓をクリアしてからは大分気が楽になった。太陽が呼んでいる。山頂が呼んでいる。光合成、全開。




さて、一応宿泊を予定していた本山小屋に到着した。未だ昼である。体力的には行けそうだ。此処で油を売っている訳には行かない。そうだ、進め、アントニオ。気兼ねなく。
やがて飯豊本山山頂に到達した。360°の大展望が広がっている。7月の平日ともあれば、登山者は少ない。独占だ。今まで来た山、これから行く山。7月の飯豊はまだ雪が沢山。百名山登頂99座目となった。有り難い。シナリオ通りの天気だ。晴れ男だった。山は裏切らない。素晴らしい飯豊山塊。自分のしてきた事が肯定された気分である。山よ。万歳。ただ、感慨に酔っては居られない。この先、コースタイムにしてまだ1時間半はあるのだ。確かに今日の残りとしては消化試合と言えなくもないが、災害は忘れた頃にやって来る。












14時台には西側の山並みに灰色雲とゴロゴロとの音が。危ない。小屋へ急げ。しかし、雄大だ。雄大過ぎる。これだから飯豊に魅せられる者は後を絶たないのだろう。この雄大さを知るには時間が必要だ。


15時前だろうか、漸く御西小屋に到着。1階には4,5人の先客だ。紛う事無く2階へ行こうとすれば女性が着替え中だから待ってくれとのことである。アントニオより少し若いくらいだろうか。仕方ない。彼女の着替えが済んで階段を昇れば2階は貸切である。1階が冷え込むことを残りの面々は知らないのだろうか。ただ、1時間経過してもまだ管理人は周辺パトロール中とのことである。常温保管ものかもしれないが、ビールを飲みたいのだが、、、




18時。外も薄暗くなりかけた頃、少々よれよれな感じのハイカーが向かって来た。聞けば管理人とのことである。あらまぁ。待ってましたよ。早くビールを!スーパードライ缶は運良くクーラーボックス内で保冷剤によって痛切に冷却されていた。グビグビっ、グビっ。一瞬の夏。アントニオの喉越しを潤すのに1分とかからなかった。スーパードライ、万歳。さすがにワールドビアカップ優勝作品なだけはある。
夜食相当にと、今朝民宿から持参したおにぎりを食べ、もう今日することはないと横になろうとするも、1階の連中が五月蝿過ぎた。五月蝿過ぎと思っているうちに夕立も劈く。15時着は正解であった。
1階の連中の騒ぎも20時頃には収まった模様だ。しかし、中々寝付かない。高山病か。2,000m級の山小屋泊は2年前の茶臼小屋以来、久々にして体も吃驚してしまったのだろうか。ただ、3時半に2つの目覚ましをセットしながら聞き逃してしまったのである。即ち、高山病を克服して熟睡できたということだろう。予定より30分遅い出発。しかも方角不明、一旦、水場方面を目指したら、、、あ、昨日見た看板か。と言うことは、宿と旧宿屋廃墟との間をそのまま進めば方角は正しそうだ。






今日も雄大感は否めないものの、心配事があった。今日中に下山すべきか。天気も心配だ。30分寝坊は少々痛い。擦れ違う者も居た。即ち昨日の1階宿泊者のうちの何方かに先行された、と言うことだ。ただ、焦っても膝を痛めるだけである。急ぎたいがマイペースだ、アントニオ。広大なアルプスを彷彿とさせる風景に酔うのだ。酔えば道は拓かれん。




雄大、莫大。自分の未熟な表現力に赤面せざるを得ない、大日岳である。飯豊山塊中の最高峰である。来て良かった。パスしないで良かった。体力があって良かった。昨日高見台のおじさんに途中まで送って貰えて助かった。行こう、美しい旅へ。
後は戻るだけ。


とは言うものの、遠大な道程が前に立ちはだかっている。今日中下山とすれば、これから12時間のコースタイム行程をクリアしなければならないのだ。今日の最高峰を踏破したとは言え、全く気休めにはならなかった。ただ、やや涼しげな気候が有り難かった。進むのだ、アントニオ99座はパスしたのだ。
御西小屋もパスする。思い起こせば、ビール代のお釣り200円を貰い損ねていた。まぁ、寄付とするか。キンキンに冷えていたから許してやろう。
稜線は遠大であった。大日も制覇した優越感は気休めにも何にもならない。多分明日にはまた天候も崩れるだろう。そんなシナリオなのだ。
飯豊山頂も特に時間を潰さずに先に進む。本山小屋には、昨日着替え女子のグループが未だ居た。大日に寄らなかったので、出発はアントニオより1時間半は遅かったのだろう。胎内側から来たのであれば確かに今日で3日目なのかも知れないが。 と油を売っている時間も惜しみ、電話を2通かける。1通は民宿へ、再宿泊を明日でなく今日に変更との依頼。もう1通は栃木1泊追加。後者は確かにネット割引2連泊だったので、今からネット予約してくれ、とのことである。急いで某宿泊旅行ポータルアプリを起動して予約する。標高2,000m級の本山小屋にて宿をネットで予約する奴がいるのか。我ながら、笑えた。


稜線は起伏が激しかった。あまり膝には優しくはない。今日、膝はもってくれるのだろうか。2休止に1度の割合でインドメタシンを擦り込む。頑張れ。今日は良い天気だよ。ただ、万年雪まではいかないかも知れないが、広大な雪渓が行く手を今日も阻んでいた。焦るな。雪に負けるな。
何とか切合小屋に到達した。実はここの水場を目当てにして此処以北では給水しておらず、ほぼプラティパスは空となっていた。ぐびぐび飲み、プラティパスにも補給だが多量は不要だ。三国小屋の先には冷たい脇清水も待ってくれているだろうから。管理人には米は結局寄付するよ、と伝えた。代わりにビールをくれていたら栃木のビアフェスで1杯奢ってやらんでもなかったのだが、笑顔の感謝1000円分をいただいた。
切合小屋の先にも雪渓は未だあり、と言うか1日程度で消える程小さくはなかったのだが、また気を揉んだ。鎖場も、深呼吸をしながらゆっくり目のペースで進む。今日中に下山できるには間違いない。多少時間がかかろうが問題はない。焦るな。明日の宿も取れたことだし。自分のペースで進め。ただ、水だけでは少々気力を持たせるのには力不足であった。
やがて、三国小屋に到着。先客も煽っていたことだし、我慢できず、スーパードライを所望してしまう。クーラーバッグ内に水冷もしくは氷冷していてくれたようで、頗る美味い。スーパードライ、万歳。これであと残り3時間半くらいか、頑張るぞ。きさくな主人はアントニオが小屋を去る寸前に、また来週ね、との送辞であった。
脇清水の冷たい水は助かったが、体力は消耗し過ぎ、上半身以外にその有難味が浸透したとは言えなかった。
小白布沢側への下りは難儀した。これでもか、これでもか、との下りの嵐である。自ずと牛歩程度の歩足に落ちてしまう。確かにここを下り切れば救われるとの思いもあったが、下りは延々と続いた。
小白布沢登山口に期待していた宿のランクルはなく、暫くスーパー林道を歩行せざるを得なかった。肩の荷が重い。サポーターの圧迫の連続で腿付近にも裂傷ができてしまい、歩くのもしんどい。もうすぐ川入付近と思った矢先に小椋氏のランクルが!すかさず載せていただいた。林道歩行はまだ実際には長かった模様だ。短くはない距離を迎えていただいてラッキーであった。
ブーツとトレッキングポールを休部号に載せ、荷物を片し、風呂に入る。おや、水風呂?確かに、体中、至る所ひりひりするので助かったと思っていたが、後で聞いてみれば、ただ沸かし忘れだったと言う。笑える。すかさず、小椋氏より、良い時間に帰って来たね、と、、、雷鳴と俄か雨である。ランクルに乗れなければずぶ濡れだった可能性がある。アントニオは頗る運が良い。しかも、夕飯直前に濡れる前下山の褒美にか、金麦のロング缶までサービス頂いた。水分がそれでも足りず、夕飯時にはスーパードライの瓶も所望してしまった次第である。宿の隣室にはアントニオのような急な変更等を考慮して、5人分くらいの布団が敷いてあったが、終ぞやその晩に、アントニオ用以外のものは1つも使われなかった。
何も伝えていなかったものの、6時頃には朝食の準備をしていただいたので、そのまま食べて、宿を辞去する。一日早い栃木入りである。今日は移動だけなので急ぐ必要はなく、最短距離と言うこともあり、下道で尾瀬方面を目指す。むらいの前を通過し、大河内付近の祭りの都合で迂回させられたりしながら、山を越えて栃木県入りした。飯豊の天候で運を使い尽くしてしまったのか、栃木みんみん大作戦に苦汁をなめるとは予想だにしなかった。ホテル アールメッツ店を皮切りに、駅東口店、宿郷店も休み。西口側へ戻り、本店へ赴くもこちらも休業。おい、お前等、同時に店休むなよ、この野郎。仕方なく本店近くの正嗣 宮島店の行列に並んだ。焼き餃子を2枚頼んだが、みんみん連敗でバテてしまい、期待を越える美味さとは感じられなかったのが残念である。あれよあれよと言ううちにブルーマジック開店時刻が迫って来てしまったではないか、おい、みんみんよ!
餃子をちょっくら食べてから一旦宿に戻るつもりでいたので偉い時間喰わされてしまった。これなら松屋直行にすべきだったかも知れぬ。記念の瓶ビールを購入したいのでホテルに戻って保冷バッグを持参、再びオリオンスクエア方面に向かう。ドンキで摘みを購入してはブルーマジックに突入だ。
2周年記念日前日ともあり、残念ながら記念ビール各種は選択肢にはなかったものの、久々のブルーマジック行脚らしいレパートリーであった。店の席はかなり埋まっていたが、初見のスタッフもアントニオのオーラを感じたか、いろいろと語りかけてくださるのが心地良い。それがBM空間なのだ。ビールも何時もながら美味しく、餃子行脚の憂さも忘れ、中途半端な昼食だったにも拘らず、ドンキ購入摘みに手を付けず、宿から持ち合わせた山行動食残り分だけで何となく満ち足りてしまった。
宮カフェに寄って目当ての宇都宮線開通130周年記念ビールを購入しては東塙田4丁目交差点に向かう。
そこが狙いだったのかも知れないが、子会社とも言うべきBMが繁盛している中、宇都宮まで来て元祖店の方にも赴かない訳には行かない。激しい俄か雨に祟られ、何時もより小さいサイズの折畳傘でずぶ濡れも甚だしかったにも拘らず、飯豊をパスしたアントニオは寸分の怯みも感じなかった。栃木マイクロブルワリーは従来通りひっそりとしていた。変り種三種が何時も我が喉を潤してくれる。繁盛していないところを失礼ではあるものの、お蔭で業界談義に花が咲くのだ。ハードコアな業界談義ができるのが嬉しい。
栄養学的には大マイナス点だが、福島で友人から頂いたビールと先程購入の宇都宮線ビールもあり、またドンキ摘みも殆ど手つかずだったため、宿にて夜食とした。
イベント担当の山下さんに断りを入れ、ビアフェス手伝いの前に、開店早々の駅東口店にみんみんリベンジである。確かに美味しい。開店間際から行列があり、開店数分でほぼ席が埋まっている。コスパに優れているところは頷ける。ただ、同時に近隣の店挙って休むのだけは勘弁して欲しい。
確かに地元でもあり、販売側が1人のみのブースも少ない。ゲストビールブースもほぼビール製造販売業者のみで賄えるイベントではあるため、ボランティアの公募はしなくなってしまったようである。今年も県外樽担当である。勿論空き時間を見ては栃木が誇るブルワー陣の作品も嗜んだ。そう、昨年から好評の、素人レシピによるチャレンジビールも数箇所に並んでおり、力作揃いで楽しみも倍増と言ったところである。



まだ余力のあるうちは各社ブースに赴いたりしてはいたものの、自己申告制シフトなきボランティアと言うのは、意外と骨が折れるような気もする。否、単に疲れているのだろう。恵比寿や大桟橋では余力があるから、「少々旅して来ます」と他のブースを堂々巡りしていたものであるが、ここではあとどれくらい経過したらあそこのあのビール飲みに行こうとばかり思い続けては中々脚が動かないものである。仕方ない。
めちゃくちゃ疲労した気分である。がっつり食べたい。〆には松屋でW定食でも許されるだろう。松屋の定食は何時食べても美味しい。定食を平らげてからトイレに寄った。トイレから出ると、あれまぁ、横須賀氏夫妻がテーブルにいらっしゃるではないか。似たような考えだったのか。何となく嬉しかった。宿に戻り、シャワーを浴びて寝る。
日曜日は夕方からの担当で問題ないとの達しだったものの、昼間の時間潰し方法を考えていなかったアントニオはごく普通に10時前のイベント始業手伝いの場に赴く。すると、昨日は存じない担当者が悪戦苦闘していたと見られる那須高原ブースには、本来なら今日もつくばにいらっしゃるはずの小山田社長の姿が!Japan Beer Times記者の熊谷氏の存在も、だ。結局小山田氏のセッティングの手伝いをすることになり、熊谷氏も暫く那須高原ブース専属の売り子となっていた。
午前中に名古屋からの知人が来場した。そう、福島でもお会いしてビールをいただいており、一昨日中にそれを堪能しての感想を伝えたり、またまたビール談義に花が咲いた。ただ、一昨日のリベンジと言うことではないが、2周年の思い入れを体現したく、氏をオリオンスクエアに残して再び池上町へと向かった。
あら、凄い。一昨日とはメニューがごっそり入れ替わっている。クラフトビール界でもプレミアムクラスの逸品がメニューに並んでいるではないか。ナインテイルドフォックスにゴッドファーザーと言えば、栃木の二大巨匠と呼んでも過言ではない。AQものも美しい。美味しいのだが、美しいのだ。そして、プレストン須藤氏のくそまじめ振りを存分堪能できる(E)エール。秘伝のブラウンエールである。何かしら懐かしさを感じるのはアントニオだけではなかろう。さすが2周年。

飲んだくれ街道はそのままボランティア登板スタート地点に到達し、昨日同様の県外樽担当である。確かに時に及んで将に痛飲すべし、を続けてはいたものの、ビアフェスふくしまに飯豊山塊大日岳行脚、来栃後の飲み、諸々混ざり合って一応人並みに疲労を感じており、麦意は翳っていた。食指が動かない。ドンキで購入した2リットルボトルのミネラルウォーターを飲む。嗚呼。過ぎたるは及ばざるがごとしかな。
今日も〆には松屋でW定食とぶんぶく茶釜道を邁進である。店内に横須賀氏夫妻は見当たらなかった。宿には何とか戻ったが、草臥れてシャワーを浴びる気も失せ、そのまま床に就く。
思ったより疲労が募ったオリオンスクエアのイベントであった。シャワーを浴び、朝食を摂り、帰宅の途に就くことにした。
県道を縫って鹿沼インターから東北道に入る。羽生PAで少々休憩しては、そのまま首都高を駆使し、東名高速の渋滞を避けるべく環状8号線から第三京浜を経て、横浜市に戻って来た。
都筑インターで降りればイオンの新吉田店は近いと思ったのだが、食料品を物色している間に会員割引ハガキの有効期限が昨日までだと気づく。更に、新吉田店内には家電売り場が存在しなかった。一旦自宅に戻ってからハガキ届いているか判断してから天王町だな、これは。今日中に扇風機を購入しないと!
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夏休みはかくして終わる。しかし、夏のお楽しみはこれからだ!

(完)


付録:

山旅・麦旅アドバイス
・グリーンホテル福島館の無料駐車スペースは3台程度。先手必勝。
・サンキューコインランドリー太平寺店はスタッフ常駐。ランドリー慣れしてなくても安心。
一部の洗濯機は洗剤不要。
・むらいの一番はロースカツ丼。他の丼も軒並み巨大。平伏すこと間違いなし。
・今年営業している川入の民宿は高見台のみとみられる。小白布沢登山口まで送迎してくれる。
・川入地区は携帯圏外。ドコモもauもアウト。
・飯豊連山内山小屋の管理人は概して気さく。何でも相談すると良い。
・切合小屋前後に雪渓あり。軽アイゼン持参を推奨。
・ホテルセレクトイン宇都宮のコインランドリーも洗剤不要。