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181番目

不定期連載 山道をゆく 第244話
チョー不定期連載 陸道をゆく 話数知らず
不定期連載 麦道をゆく 第39話
12/1/2
伊豆急行駅伝・第8回伊豆急全線ウォーク上りの部全線歩覇
ベアードビール沼津(ジュビレーションエール2012、
初醸造2012ベルジャンストロングゴールド、レッドローズ・ベルジャンエール、
ミッドナイトオイル・フォーリンンエキスポートスタウト、スルガベイWIPA)
【181番目】

1/2(月・振休)
庵庵…鴨居〜東神奈川〜川崎〜熱海〜伊東〜伊豆稲取
…黒根岬公園…ホテルジャパン…貯水タンク…新白田トンネル
…東京理科大研修所…東泉院…片瀬白田駅…南城東簡易郵便局
…東浦路…桜坂公園…伊豆熱川駅…熱川温泉さくらやまパーク
…熱川ハイツ入口…伊豆北川駅…鹿島神社…浜田屋
…JA伊豆太陽購買部…伊豆大川駅…伊豆大川汐見崎別荘地入口
…赤沢望洋台入口…赤沢恒陽台入口…三島神社…R135…八幡野
…消防署…伊豆高原駅…甘味処どっこいしょ…サボイヤ
…伊豆高原ゆうゆうの里入口…アンティークジュエリーミュージアム
…いがいが根駐車場…伊豆音楽工房…蓮着寺口…県道109号線
…城ヶ崎駅口…城ヶ崎海岸駅…城ヶ崎駅口…県道109号線
…市場入口…宇根展望台…スーパーうわみつじ…ドーロ商店
…富戸駅…願行寺…R135…梅の木平…一碧湖畔…吉田神社
…伊東商業高校…川奈駅…川奈口…R135…殿山…赤坂
…大津会計事務所…リハビリテーションセンター伊東の丘
…ヤマダ電機…東邦薬品…南伊東駅…共立自動車…松川沿い
…ホテルニュー岡部…まつかわ遊歩道…渚橋…R135
…B.P.伊東駅入口…伊東駅入口…伊東駅…伊東観光協会駅前案内所
…伊東駅〜熱海〜沼津…県道159号線…ベアードビール沼津港
…県道159号線…沼津〜横浜〜鴨居…庵庵

☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★

1月2日と言えば、関東近郊の多くの家庭では午前中はテレビの向こうでの熱戦、熱走に釘付けになるのが慣例であろう。アントニオは観戦が嫌いな訳ではない。フル程度の練習はとても毎日はできないが、年末年始休業の期間中は中日を少々縮めれば4週中に5回練習ができそうでもあった。スケジュール的にも敢えて同じ日にぶつけるのがアントニオの為せる業である。こちらは伊豆急行駅伝である。箱根程ではなかろうが、存分アップダウンを堪能できるのだ。4年前のそれよりコースタイムが少しは標準的な歩行速度に近似られた伊豆急行公式のコースタイムは川奈までで11時間25分だが、途中走れば8時間程度でクリアできるだろう。ウォーキング大会の残り2駅分はまた機を考えれば良いだろう。
当日は始発の次の電車で南下し、敢えて川崎に戻ってから静岡行きの列車に乗車した。嘗ては毎日運転されていたムーンライトながらや特急東海と同じ車両ながら、その先輩列車は悉く淘汰されたものの、辛うじて早朝下りと夜の上りに各1本ずつ残った373系利用の列車である。車両も上なら、静岡直通の各駅停車もこの1本ずつしかないのだ。この車両目当ての人も少なからず、なので敢えて川崎に赴いて着席可能確率を上げた次第であった。天気も上々である。箱根でも新たな記録が生まれるのではないか。ならばアントニオもこの駅伝で記録を作ってやろう。アントニオの後ろに記録はついてくる。
熱海では田園都市線のお古車両に乗り換える。そして、伊東駅での2分停車の間に、一旦18きっぷで改札を出、モバイルSuicaで入場した。確かに車内改札で伊豆急行線内の切符を購入することも可能だろうが、それができなかった場合でも稲取で精算する時間を省くことができるのだ。東京湾の照り返しが眩しい。ただ、今日はその眩しさに酔っている暇はない。
伊豆稲取駅には8時半過ぎに到着した。入場券を購入し、いざ出発である。伊豆急下田方面ルートと異なり、伊東方面ルートとしては4年前に歩いた道であるのが少々気休めではあったが、食糧と水入りペットボトルなどを背負っての走り行脚では重い足取りは否めなかった。黒根岬公園までは良い。その先が問題だ。途端に速度が落ちた。ここを走るべきか。今日の長い道程を覚悟せねばなるまい。ここで多少歩いたとて、当然ながら今日行ける所まで行ければ良いのだ。川奈と言う目標はあるが、気長に構えるべきだ。壮大な思いを余所に、沿道を車が追い抜き、擦れ違って行く。4年前に見た懐かしい情景の中、スピードは限りなく歩く速度まで近づいてしまった。隣の片瀬白田までの間に全行程中の標高の最高地点を通過する運びであった。最高地点さえ過ぎたとて、アップダウンが減る訳ではない。何の慰めにもならない最高地点であった。新白田トンネルを抜け、これまた急降下ルートは膝を壊さぬように歩速を緩めながら、片瀬白田駅に到着した。
駅には伊豆急ウォーカーと思しき方が5人程居た。今日は既に8時半頃から走り始め、コースタイム2時間半の区間を1時間切って終えている。常人からすると、1日歩行分の40%程度を既に消化した計算になろう。目の前のその5名の方々は今日これからスタートと言うことだろう。格が違うのだ。まぁ、せいぜ頑張り給え。勝手な優越感に溺れながら、先にスタートされた方もすぐに追い抜き、その後も当然ながら追い抜かれることもなかった。さて、熱川までは往路は海岸線沿いで起伏がほとんどなかったのだが、何が悔しくて起伏を求めたものか、伊東方面復路コースには、東浦路と呼ばれる伊豆古道が組み込まれ、お約束のようにアップダウンを余儀なくされた。「全区間走破」などとの野望は既に打ち砕かれているが、思った以上に坂々はアントニオへの抵抗を止めなかった。
やがて熱川温泉界隈の喧騒に巻き込まれた。上りの踊り子号の指定席車両は満席の列車が多かった。特急と言うにはあまり速くはないのだが、それ以上に各駅停車での乗り換えなどが不便だからこそ選ばれてしまうのだろうか。R135は渋滞するば、高速道路も通じてなければ、混雑期の鉄道優位は揺るがず、その鈍さは改善されないであろう。まぁ、鈍いと言っても、アントニオ2本足よりは数段速いのだが。
熱川駅からは暫く往路と同じ、ウッドチップの小径を上り、熱川温泉さくらやまパークにてクイズを確認し、北川駅まで喘ぎながら進んだ。ランナーズハイには程遠いコンディションであり、走っては歩き、走っては歩きの連続であった。
北川駅も正月だけは従来開けていなかったと思われる待合室を開放しており、待ち客も多く、正月は北川駅にも人が来るのか、と少々驚きの念は隠せなかった。ウォーキングには無縁と思われる方々ばかりだった。モチベーション維持は難しい。
北川駅から大川駅の間も往路と同じである。休日ともあり、国道の渋滞回避路として活躍していると思われる程、北へ向かう車は多かった。
大川駅に到着。北川駅はまだ静寂があったものの、近隣に実家を持つと見られる一家親類が挙っているようで、子供、と言うか、餓鬼としか言えないのだが、駅の待合室で騒ぎまくっており、甚だ迷惑であった。親と思しき方が大人の中に居そうなのだが、注意もしない。餓鬼ではなく類人猿かも知れない。親の方も類人猿なのか。そのような公共交通機関の施設での餓鬼の放し飼いは辞めて欲しい。
そう、何処かの区間で、類人猿でなく、本当の野生の猿に出くわしたのだが、前を行く車のクラクションに追い立てられて可哀そうなことをしたと感じた。そのバカ車運転手に代わって謝りたい。テリトリーを犯したのは我々側だと。
伊豆高原までのルートだが、よりによってルネッサ赤沢の手前で渋滞の激しい国道に態々下ろされてしまったのだ。紅葉のいろは坂渋滞脇をすり抜けるアントニオとはちと趣を異にしていた。今日は然程スピードは出ない。あ、前回も出てなかったか 笑。兎に角、余り面白くもない国道を走らされた気持ちである。嫌らしい登りも続くし。徐々にお天道様のご機嫌の斜度が上がってきた。
城ヶ崎海岸駅までは無用、そう、ウォーキングのゴールを目指すアントニオにとっては極力無用と感じているのだが、それが現実となるようなアップダウンが続いた。お天道様の機嫌が悪化して気温も下がり、モチベーションが極小化した。伊豆急よ、なぜこのようなコースを選んだのか。今更だが、往路雨天中の南伊東から川奈間のルートについても注文がしたかったのだが。天候と共に心も荒む。
城ヶ崎海岸駅からはヌレテックスレインウェアのフードを被りながら小走りを続けた。今日はこの天候の中で幕を閉じるとは思いたくない。しかし、未だゴールは遠い。往路と異なり、富戸漁協方面へ立ち寄る必要がなかったことは幸いか。網干場の脇を過ぎると小雨ももう終盤に差し掛かっていたようである。宇根展望台付近にはこの天候だが釣り人が幾人か居た。雨くらい、釣果には関係ないのか。小道を登り切り、富戸駅に到着。
富戸駅からはほぼ新コースと言ってよい。車が1台通れるかどうか程度の細い道が適当に分岐しており、各交差点、と言う程の規模ではないな、各分岐点程度か、では注意が必要であり、R135まで登りともあればスピードも上がらなかった。そして年に数度は伊豆探訪していながら未到達であった伊豆の瞳こと一碧湖に、復路はコース取りされていた。梅の木平からは下りである。下りでの加速は膝を痛めるだけなので早歩きのペースに落とした。お初の一碧湖だが、堪能する余裕もなく、写真を2枚程撮影して先を急いだ。吉田神社前を過ぎる頃には既に下界の風景が一杯広がっており、またR135を跨いでは伊東商業高校付近で右に逸れ、川奈駅へと到達した。
当初の予定ではこの駅で本日は投了、とするところであった。残り2駅間のコースタイムを調べれば、17時のゴングにはぎりぎり間に合いそうである。今日2駅を残しておけば、次回までに各区間で出題されたクイズの裏を取ってその回答の精度を上げられるのだが、、、悩みに悩んだ。下界に来てアントニオは、意味もなく下界人には負けまい魂の火を起こしてしまい、再び入場券を購入し、川奈駅を発ったのである。
川奈口から再びR135へ合流し、殿山からは旧道側を進む。概して下りである。多少無理をしても後2駅だ。赤坂でR135と別れ、少々上ったものの、再び緩い下りになり、リハビリテーションセンター伊東の丘前を通過する頃には箱根第6区ランナーが如く下り坂を存分走った次第である。南伊東からは平坦だ。ここで多少エネルギーを消耗し切ってしまっても大勢に影響はないだろう、万一の際は南伊東で投了すれば良いのだ。8時過ぎに稲取を出てから7時間近くが過ぎようとしているのに、元気溌剌オロナミンC状態のアントニオは、島崎選手気取りで南伊東を目指していた。伊東行14区の区間賞どころかワールドレコードものであろう。
川奈からの快速運転の結果、南伊東到着はまだ15時台であった。伊東まで全区間歩いてでも今日のゴール受付時間中に復路制覇が可能であるではないか!残り1区間のためだけにまた交通費を使うのも勿体ない。こうなったらもう、今日中に制覇するしかない。既に達成感充実モードで疲労も溢れ出て、また市街地に進むに連れて通行人も増えて結局はスピードは出ず、出せずのまま、まつかわ遊歩道から渚橋を渡り、R135を横切って伊東駅へゴールした。
伊東から先の祝杯地へ向けての電車時刻も気にはなったが、取り急ぎは入場券を購入しては観光協会の駅前案内所の暖簾を潜った。正月で客も多かった。とあるオジサンが、どこどこの社はどんな神を祀っているのか、当案内所に問うていた。時間もなく焦っているようだった。何故そのような情報を来る前に調べて来なかったのだろうか。案内所の方に聞くにも随分と横柄な態度であり、近くにいて非常に耳障りであった。そんな方が急いで社に赴き、ご利益が得られるのだろうか。ただ、案内所担当氏側も百戦錬磨で色々な顧客対応をしてこなれていらっしゃるようでもあり、紳士な対応だったのには敬服した。そして更に、受付の方は親切にも、アントニオの復路投了に対し、台紙に復路各駅分の入場券貼り付けを手伝って頂いた。稲取から1日で伊東まで来てしまい、少々拍子抜けな気も否めない。各駅で収集したバッジをはめる額と完歩記念品としてのタオルをgetし、観光案内所を辞去した。嗚呼、完遂した。後はビールあるのみ。
完歩の余韻に浸ることなく、アントニオは淡々と各駅停車を乗り継いで沼津へ至った。夕暮れ時の沼津駅界隈と言うのは未経験ではあったが、目指すゴールが明確である今、何の躊躇いもなく歩き進んだ。稲取から伊東まで走歩した疲労はなかった。厳密にはあったのかも知れないが、新たな目標がそれを忘れさせていたことは想像に難くない。
ベアードブルワリーの各種ビールはそれはそれは尊かった。杯を傾けながら、今日の行程が脳裏を走馬灯のように、、、とはならなかった。パイントは進むよ何処までも。その思想は箱根を越えて。今日失った水分を吸収するのに躍起になっていた。都合5杯のパイントを頂いて今日の使命は果たせたかなと自負した。
沼津駅までは当然歩いた。沼津からは何と、往路と同じ373系電車であった。まさか同じ日に早朝下り列車と夜分の上り列車と、2度乗車するとは思いもよらなかった。折角なので、復路もリクライニングシートに踏ん反り返らせていただくこととした。横浜駅では先に降りた方がダッシュしていたので釣られて進んだところ、1分乗り換えで本日最終直通横浜線電車に飛び乗れたのである。ケータイやPCで乗換検索では算出されない乗り換えパターンであろう。乗り換え案内サービス各社には「アントニオ乗り換え時間」を検索条件として選択できるような改版を期待したい。あ、それは駆け込み乗車を推奨することになるから難しいか。しかし、夜の直通横浜線は美味しかった。鴨居駅からは大人しく帰途に就いた。

今日の行程のコースタイムは13時間55分であったが、都合6時間38分でクリアしたことになる。そして、今日の総歩数は68402歩であった。万歩計が休まることはなかった。アントニオの足腰は崩壊もしていない。次の目標は1日7万歩か。伊豆急ウォーク往復を4日で制覇か。スピードがずば抜けているとは思えない。強かになったのか。数年後は、地図無しで制覇も不思議ではなかろう。歯応えもあれば、地ビールもある。また、伊豆か。
(完)

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付録:
山/陸旅アドバイス ・往路を含めた今回の歩行記録。