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盆明け

不定期連載 山道をゆく 第204話
不定期連載 麦道をゆく 第4話
08/08/16
官ノ倉山(庵選千名山425)、石尊山(庵選千名山426)
麦雑穀工房マイクロブルワリー(季節のエール、雑穀ヴァイツェン、おがわポーター)、
ランビック(ピーチエール、しそエール、ラガー、ホワイトエール)
【盆明け】

8/16(土)
庵庵…鴨居〜八王子〜高麗川〜竹沢…三光神社…官ノ倉峠
…官ノ倉山…石尊山…北向不動…長福寺…八幡神社…晴雲酒造
…駅周辺…ヤオコー…麦雑穀工房…小川町〜折原…駅前酒店
…折原〜高麗川〜八王子〜橋本〜厚木…あゆみ橋…酒井金田線
…市立病院前…ランビック…あゆみ橋…厚木〜橋本〜鴨居
…ららぽーと…ヤマダ電機…庵庵

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朝日連峰縦走未遂から帰還し、悶々とした日を過ごしていたが、土曜の天候は何とか持ちそうとのことで、小川町と厚木の2酒選手権を考案した。青春18きっぷを1日分。ビールを美味く飲むには1駅間くらい歩くか、、、1駅手前明覚からは約8km、これは夏場には少々堪える。1駅向こうの竹沢からは約4km。無難だろう。竹沢と言えば、関東ハイク本にコースがあったような、、、官ノ倉山、標高344m。夏に登る山ではないが、下界を8km歩くよりはアントニオ向きだろう。コースタイム3時間50分か。のんびり行くか。
鴨居を5:40に発ち、八王子、高麗川で乗換えた。キハ110系の八高線は軽快感も良い。
8:05、竹沢で下車。旧R254を南下し、東武竹沢駅からの道と合流する。暫く舗装路を歩く。埼玉の山間部である。何かしら、人の温もりを感じる。指導標も多く、迷わない。20分程で天王池に到着し、山道へと入った。ローカットのバスケットシューズでは役不足かと少々心配していたが大丈夫だった。それに、この真夏に標高344mをやろうと言う者は居ないと思っていたが、思った程草ぼうぼうで道が塞がれ、などとの心配もなく、雲の巣の数も許容範囲と言えた。バッシュで十分。
8:52、官ノ倉山頂に到着。奥武蔵の山々が一望できた。日差しは強いが、涼風が吹いている。344mでも日陰風が通り抜けるのか。ビールが美味そうだな。
少し下っては登り返し、と書けば簡単だがバッシュには少々骨が折れる下りだったが、石尊山に到着した。此方の方が、南面以外が開けて遠望が効く。西上州、上越、日光方面に、秩父の山々が目白押しだ。市街地も霞ながらも見えている。涼風が此処にも優しい。風が清い。盆明けなのか。
日差しの強さに恐れをなし、日焼け止めクリームを塗ったものの、すぐに稜線は林の中に埋もれた。ガイドブックには「一箇所鎖場にスリル感」とあったが、バッシュでも鎖に捕まる必要はない程の用意な下りで拍子抜けであった。確かに、バッシュでも難儀しない下りで助かったと言えよう。
下界に降りてきてもジモティ、特に年配の方は見知らぬアントニオにも挨拶をしてくれ、親切で温かい方々が多いと感じた。一箇所道標を見損ねて立ち往生すれば、そこを戻って橋を渡って真っ直ぐ30分程で長福寺だとコース案内をしてくれ、草に覆われて行く先に不安を覚えたアントニオを後押ししてくれた。少々草道が続いて怯んだが、程無く舗装路に戻ることができた。優しい町だ。
小川町に酒造が2箇所。コース途上に晴雲酒造が存在した。恐る恐る売店脇の仕込み水を所望した。何処から湧いているのか。この仕込み水があるから雑穀マイクロブルワリーがあるのだ。正直、ブルワリーの前にアルコール濃度を上げるのは憚られた。ビールの旨みが判らなくなってしまうのだ。売店のおっちゃんには申し訳ないが、米意でなく麦意を完結したいのだ。此処で酔う訳にはいかない。やがて駅に近付いた。ブルワリーは11時開店だ。3時間50分のコースを2時間強で仕上げてしまい、時間を持て余してしまった。もう1つの酒造を探したが、地図への記憶が甘く、探索に成功しないまま10:45となった。麦意全開。他に興味が湧かない。
ブルワリーには近所の客が樽を担いで訪れていた。アントニオも近所に済めたら、、、雑穀パンと地場野菜皿を所望、ビールの方はおじさんが少々仕込みに時間がかかったのか、開店から30分で漸く飲むことができた。一時は餓死寸前であった。
雑穀と小麦のビール 雑穀ヴァイツェンの原料はきび、あわ、ホップ、大麦麦芽、小麦麦芽、ライ麦、南ドイツ酵母だ。さきほど、おじさんがタンクの栓を開いたばかりだ。できたてほやほやだ!!!季節のエールは、大麦麦芽、小麦麦芽、ホップ、ブリテッシュ酵母から出来、ペールエーールの原点に触れられた次第である。大麦麦芽、ホップにアイリッシュ酵母を使ったおがわポーターも渋い。野菜もパンも美味い。おばさんには購入した野菜皿の他に2皿くらいお裾分けをいただいて大変満足であった。自然の味だ。有難う。
さて、上り八高線まで30分以上も時間がある。下り列車で数駅逆行してみるか。多分寄居で交換するのだろうから、1駅手前の折原で降りてみるか。無人駅でトイレすらなかった。思わず近所の酒屋にアイスを買いに走った次第だ。上り列車はかなり席が埋まっていた。構わず座ったが。高麗川の乗換え便にも座る。そして横浜線快速、相模線と乗り継いだ。厚木なんて、こんな場面でないと相模線で利用しないだろうと思いながら、第2ステージを目指した。
常連と思われているのか不明だが、今日もメニューに存在しない巨峰のお裾分けをいただいた。帰り際、隣の老夫婦も小川町に行ったとの話題になった。どくだみのビールを精製中だとか。後にHPを参照したら、どくだみではなく山椒であったのだが。奥の方も前回見えた方だ。みな友達だ。第2ステージも天晴れだ。
(完)

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付録:
山麦旅アドバイス
・官ノ倉山、石尊山ともに難儀するコースはない。
だが涼しい季節向き。