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アントニオにできること4

不定期連載 麦道をゆく 第34話

アントニオにできること4

11/07/10
ORAE
(シーズンビール オンザロック、天涯、こまちラガー)、
わらび座 田沢湖ビール
(ヴァイツェン、ケルシュ、アルト、ぶなの森、ダークラガー、ピルスナー)
(クラシック、シュバルツ、ピルスナー)
【アントニオにできること4】

7/10(日)
庵庵…鴨居〜東神奈川〜川崎〜東京〜(こまち159号)〜田沢湖=田沢湖畔
…ORAE…公園入口=田沢湖〜(こまち165号)〜角館=ゆぽぽ
…わらび座 田沢湖ビール…ゆぽぽ=角館〜(こまち186号)〜盛岡
〜(はやて186号)〜東京〜横浜〜鴨居…山剛家…庵庵

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できるだけ多く。狂ったように東北、秋田新幹線の時刻表を毎日のように睨めっこしていた。前回同様東京6:56発のこまちに乗れれば田沢湖W+ベアレンの黄金連携が可能だとの皮算用も、予約が遅れたために空席なく、次点の8:28発であれば田沢湖Wのみだがこれも悪くないと感じて粛々と計画を進めていた。帰路は、、、あらら、こまちはどれも一杯だ。しかし、盛岡まで我慢すれば、はやてに座席を確保することができた。ラッキーだ。9日土曜日は辛くも半年に1度のマンションの消防設備点検日であった。9時スタートだが、何時に係りの方が来るか判らず予定も組めなかった。
さて、日曜の朝も普段と変わらず5時台に起床し、朝食の準備と後片付けの時間を惜しみ、今日は松屋の牛めし80円割引をかっ食らい、鴨居駅6時台最後の電車で東神奈川へと向かった。東京には少々余裕を持って到着した。16分前に同じプラットフォームからはやぶさ401号が出て行った。2月18日に試乗したが、普通車両の座席の背凭れは見た目が薄く、頼りなげに感じるのはアントニオだけだろうか。まぁ、俄然人気でアントニオが指定席を取ろうとした時点で空席はなかったのだが。日曜だが午前出発便ともあり、東北上越長野新幹線プラットフォームは観光客で賑わっていた。はやて・こまち159号も満席に近かったのではなかろうか。車両では五木寛之の大河の一滴を読んでいた。天気はさほど悪くはなかった。列車は関東平野から白河の関を越え、福島盆地を抜けたトンネル内だろうか。
9:57、トンネル内で急停車し、停電となり非常灯以外は一切消灯してしまった。停電とは、、、、予想もしていなかった。 YouTube はやぶさ401 によると、16分先に出発したはやぶさ401号は丁度仙台駅到着でトンネル内停車を免れたようだ。が、安全確保のため電力の供給をストップさせたとのことである。トンネル内で停電状態が安全に繋がるのか疑問ではあるが。田沢湖ダブルの夢は、、、今日のツアーは行程をほぼ暗記していたため、バスや電車の時刻表のコピーを持参していなかったのが悔やまれた。確か、田沢湖のバス乗り換えも12分しかないのだ。もうこうなったら、死んだ振り、否、知らん振りして大河の一滴を読み続けるしかなかった。幸い、車内に2灯しかない非常灯の片方に近く、本は読めたのである。車内アナウンスである。また地震か。M7.3。震源地は三陸沖、最大震度4がこれから我々の列車が通過する栗原市で観測されてしまったのだ。田沢湖ダブルはどうなるのか。田沢湖駅から最悪タクシーで行ければ良いと感じた。思い出す、3.11。横須賀線品川・新橋間地下トンネル内に1時間閉じ込められ、1km程地下鉄walkとその後5時間半の徒歩旅であった。後々調査したところ、蔵王トンネル内であった。トンネルの延長は11215kmである。庵速なら最悪、トンネルのほぼ真ん中からでも70分程度で抜けられるだろうが、老若男女が挙ってトンネルオォークに付き合わされるとなると2時間は余裕で越えてしまうだろう。生き延びられるだけ、マシか。ただ、そのような諦念、厭世観は持ち合わせていなかった。何故なら、人間は大河の一滴なのである。いつか停電は復旧するだろう。アントニオはこれから東北に行くのだ。地震の1つや2つ、恐れてはいけない。安全点検後、一瞬非常灯さえも消えてしまったが、急停車から26分で復旧した。26分で済んだ、と言うべきだろう。26分で安全点検が済むとは、日本の技術も凄いと思う。
繰り返すが、田沢湖でのバスの乗換時間は元々12分しかなかった。また大河の一滴として、JRの遅れ回復運転に期待するのみであった。大河の一滴にしては再び時速200km超でかっ飛ばすとなると、一滴のくせにおこがましいと思われかねないのだが。盛岡あたりまでで少々回復し、遅れは20分となった。しかし、これからは単線区間である。回復どころか対向列車による更なる遅延増加も免れまい。田沢湖からタクシーか、やはり。。。小岩井を通過し、列車は岩手秋田県境の山岳地帯に突入する。志戸前川の一滴となって、こまち159号は進んで行った。想定された最悪事態ほど、対向列車待ちはなかった。さすが、JR。
田沢湖には約17分遅れで到着した。先ず、タクシーを拾う前に、本当に代替のバス便がないか、確認をする、駅前には3台ほどバスが待っているのだが、、、乗車予定だった12:10発乳頭温泉行きのバスは見当たらず、12:15の駒ケ岳八合目行きのバスは、、、嗚呼、今目の前を過ぎて行ったあのバスでは、、、なぜ列車の遅れを察知せず駅を発つのか、、、しかしながら、12:20発の急行八幡平頂上行きのバスが田沢湖畔に寄るとのことなので、これを利用させていただくことにした。しかし、何時まで経っても「公園入口」バス停の案内を聞かぬまま、田沢湖畔に到達してしまった。運ちゃんに聞くと、「1つ手前」とのことだった。ん、これからそっちに戻るのか?と聞いたら、いやそうではないとのことだった。急行バスで停車バス停が少ないことを後々知った。元々10分遅いバスへの乗車であり、最寄のバス停から1つ分歩かされたことになる。帰路は公園入口のバス停から乗車したいが、バス停の位置が判らず、、、後で店の人に聞けば良いか、と思い直し、最小限の遅れに留められてラッキーと思いながら、ORAEへ急行した。湖岸沿いを進む。堪らず走り出したアントニオ。醸造所は近い。半ば期待通りの小洒落たレストランを発見して安堵した。
店員はまずランチメニューのお勧めを述べた。「いや、食べ物はいいから早く席に案内してビールを出してくれ」と心に留めながらも、この店のシステムとして食事の注文が何よりも優先されるルールなのではと懸念し、「このランチ下さい」と黒板を指差したのだが、アントニオのビールを早く出せオーラを向こうが感じ取ったのか、「他にもメニューはありますので、先ずはお席にご案内します」だった。。。
オーラは発したかも知れないが、当然地場モノも食べさせていただく。店の一番人気らしい、行者大蒜ソーセージ入りパスタと、ちょっと待って店員さん、飲み物はシーズンビール オンザロックだよ。こうして漸く落ち着いて店内を見回せた。田沢湖畔沿いの道に面しており、ガラス張りの店内からは湖が良く見えた。勿論1杯目は水が如し。大河の源流近くの激流が如く、アントニオの喉越しを迸って行った。その大河はやがて、、、食事中の話題ではなかった、スマヌ。続いて天涯。失礼だが、あまり全国的には知られてはいなかった湖畔の杜ビールなのだが、醸造者が地元で気合を込めている様が感じられた。ならば飲んで応えようではないか。その名の如く、天の果てまで行って来た。2回戦もあるので最後の1杯としては悩んだものの、秋田こまちラガーを所望した。吟醸酒らしく、柔らかく飲み納めには程良かった。しかし、売店の冷蔵庫を見るや、テーブルのメニューに記載されていなかった銘柄がまだまだあるではないか、、、しかし、非熱処理、、、今日中なら持つか問うたが今一つの回答であった。しかし、怯んではいけない。今日サーブされていなかった銘柄も少なくはなく、デュンケルと国鱒物語を1本ずつ所望した。後者については収益の1部を国鱒保護のために利用するとのことである。
店員に公園入口のバス停の場所を確認して安心しながら店を辞去する。バス停手前でおばちゃんがポツねんとアイスクリームを売っている。。。周囲に購入しそうな客は見当たらない、、、ならば1ついただくとするか。おばちゃんの作品はこの通りである。夏だ。夏なのだ。
駅までは予定通りのバスに乗り、駅2階のビジターセンターで時間を潰し、こまち165号を待つ。次の停車駅までの乗車だったが、午後の下り列車はだいぶ空いていたので着席させていただいた。小京都も秋田縦貫鉄道にも興味はなく、角館駅発15:35のゆぽぽ行きの無料シャトルバスに乗ったのはアントニオただ1人であった。
ゆぽぽ自体にも当然目も呉れず、レストランへ直行。昼下がりと言うか夕方時のドリンクタイムに、中高年夫婦と思しき先客が1組のみである。夏の日曜でもこの人の入りとは、、、勿体無い。何故ならば、14時から17時はドリンクタイムで、そのドリンクタイムでさえ60分飲み放題1050円制度が活用できるのである。 また、ドリンクタイムなれども、ソーセージなどのお摘みの他、ピザの注文もOKとのことでピザを所望した。あの大山Gビールなら春秋季節限定の飲み放題価格が、通年である。60分だと4杯くらいが限界と思ったが、意外と杯は進んだ。ピザのもちもち感も有り難い。ランチメニューを覗くと、こちらも豪華でコストパフォーマンスも抜群そうだ。次回は何とか秋田駒ケ岳登山とペアで、或いはゆぽぽと宿泊セットも歩くないと皮算用は16G Flopsの高速演算でなされた。こちらは田沢湖より少々離れているが、秋田第1号の醸造所で田沢湖の名を冠している。ダブル田沢湖の地ビールツアーは満足の行くものであった。
帰路のこまち178号は満席のため、デッキで過ごしたが、盛岡の売店でまた銀河高原ビールなるものを所望してしまった。東北のビールは今日も美味かった。
(完)

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付録:
麦旅アドバイス
・ORAEのお土産ビールは全て非熱処理もの、要冷蔵。